あがり症とは

 

あがり症とは

あがり症とは、中学生ぐらいから悩む方が多く、学生時代に発症する人が多いです。あがり症の方の場合は、緊張する場面で、身体反応や回避行動が見られるようになります。

あがり症の方は、学生のときには、次のような症状が見られたりします。

  • 自己紹介のときに、授業中に当てられたときに頭が真っ白になり、逃げ出したくなる
  • 日直や当番の仕事がまわってくると、憂鬱になる

アニメや漫画で言えば「ひとりぼっちの〇〇生活」の主人公の「一里ぼっち」のような感じです。

また、社会に出ると、次のようなときに、あがり症の症状が見られます。

  • 社内・社外で、あいさつやプレゼンテーション、営業活動などがあると、ギクッとして心臓が止まりそうになる
  • ランチタイムや雑談をするとき、うまく会話がはずまなかったりして、仕事以上に落ち込んだりする

社会に出ると、仕事で人と接することも多くなります。しかし、あがり症の方は、仕事だと思っても、緊張や不安が先にたってしまい、なかなか、うまく振る舞うことができません。そのため、帰宅してもグッタリして、夜もあまり眠れなかったりします。

日本人の9割の人が、「自分はあがり症だ」と思っていますが、実際には、「苦痛」なほどではないので、わざわざ治療を受けにくることはありません。苦痛を感じるほどでなければ、状況に慣れることもでき、いずれ、緊張もしなくなってきます。

しかし、「苦痛」を感じたり、自分がダメをダメな人間だと思ってしまい、なかなか慣れることもできない場合は、病院に通い、しっかりと治療することも考えましょう。

「苦痛」を感じているほどのあがり症は、2008年までは「社会不安障害」と呼ばれており、現在は「社交不安障害」とも呼ばれています。「社交不安障害」は、保険診療の対象にもたっている病気なので、きちんと治療を受けることができます。

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あがり症の原因と治し方

あがり症は、社交不安障害の一種ですが、発症年齢は低く、10代の頃から緊張や不安を意識するようになることが多いです。しかし、受診する年齢は、20代~30代になってから、という方がほとんどです。

あがり症の方に多い特徴は、次のような性格の方です。

  • 高い能力を持つ
  • 真面目な性格である
  • 自分自身に完璧を求める
  • 失敗が多い

また、他人と友好的な関係を築くのが得意でなかったり、不安が強かったり、自信のないタイプで、あがり症になりやすいです。

日本人はプレッシャーに弱いと言われていますが、実際に、日本人は不安に弱い遺伝子を持っています。一方、楽的的だといわれるラテン系の人は、不安に強い遺伝子をもっています。

不安に弱い人は、不安を感じにくくするセロトニンの働きを妨げる「5-HTTLPRのSタイプ」という遺伝子を持っていおり、不安や恐怖を感じやすいと考えられています。

セロトニンは、脳内に作用して、平常心を維持させる神経伝達物質です。またセロトニンは、ドーパミンや、ノルアドレナリンのバランスを整え、心を安定させる作用もあります。

セロトニンが少なくなると、うつ病になります。それと同じように、セロトニンがうまく働かないと、あがり症などの社会不安障害を発症すると考えられています。

そのため、あがり症の治し方としては、病院でお薬をもらう他に、セロトニンが十分に働くような生活を心がける生活療法もおすすめです。

生活療法でセロトニンを増やす方法には、次の2つがあります。

  1. 太陽光
  2. リズム運動

太陽光をたくさん浴びて、たくさん動き気回ると、セロトニンがたくさん分泌されます。また、日中にセロトニンが活性化されていると、暗くなってからは、睡眠を誘発する「メラトニン」もたくさん出るようになります。そのため、あがり症に加え、不眠で悩んでいる方も、昼間の休憩中や休み時間には、太陽光をしっかり浴びるようにしましょう。

リズム運動は、一定のリズムを刻む運動なら、なんでもOKです。リズム運動には、例えば、ウォーキングやジョギングだけでなく、サイクリング、水泳、太極拳、ダンスなどがあります。

一定のリズムで呼吸したり、体を動かしたり、といったリズムに沿った行動をすると、セロトニン神経が活性化することがわかっています。リズム運動の時間の目安は、1日5~10分以上で、一定のリズムを刻むことを意識しましょう。それほど強い運動ではなくて大丈夫で、疲労せず、スッキリ爽快感のある程度でOKです。

セロトニンはすぐには増えないため、一定量が出るように、続けることが大事です。セロトニン神経の構造が変化するには、約3ヶ月かかると言われています。

なお、あがり症を自力で治したいなら、あがり症を克服するためのトレーニングもおすすめです。『あがり症改善プログラム』なら、まずは5~60分のトレーニングから、あがり症を克服できるため、短期間で改善したい方は、チェックしておいてもいいかもしれません。

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