あがり症と緊張の違い、チェックリスト

 

あがり症と緊張の違い、チェックリスト

「あがり症」と「緊張」の違いは、「あがり症」は病気であるということです。一方、ただ「緊張」するだけなら、病気ではないので、治療を受ける必要はありません。「あがり症」と、ただの「緊張」の違いの区別は、次のようなチェックリストで考えるようにしましょう。

  • 自分がそのような状態になってしまうことにより、自分が苦痛を感じているか?
  • 自分のそのような状態が、自分に対して大きなマイナスになっていると感じているか?

「あがり症」は、「社会不安障害(SAD)」という病気です。「緊張は私の個性で、緊張するような私が、自分でも好きだ」と思っている方は、あがり症ではないので、社会不安障害とは診断されませんし、治療の必要もありません。しかし、社会不安障害(SAD)の方の多くは、「あがり症」という大きな壁を、自分一人の力で乗り越えることは困難で、不安や恐怖は、放って置くと必ず増大し、終わりのない悪循環に陥ってしまい、壁はますます大きくなるばかりです。

そのため、あがり症の方の多くは、不安や恐怖のある場面を避けたり、自分を過小評価して何事も諦めてしまうようになってしまいます。そのため、次のようなチェックリストに当てはまる方も、あがり症と考えることができます。

  • スピーチでしどろもどろになる
  • 人と食事ができない
  • 電話に出られない
  • 練習や勉強の成果を本番で発揮できない
  • 以上のような場面が自分にやってこないよう、いろいろ根回ししたりして避けてしまう
  • 会社の昇進を拒否してしまう

ただの緊張しやすい性格ではなく、「あがり症」という病気であれば、自己成長する貴重なチャンスを自分から逃してしまったり、素晴らしい出会いのチャンスを自ら捨ててしまったりしてしまいます。

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緊張ではなくあがり症なら、今後や予後も大変

緊張は、就学前の幼稚園児や保育園児の場合は、あまり起こりません。見知らぬ人に対する人見知りとしての「恐怖」はあるものの、人目を気にする自分の言動への「緊張」はありません。そのため、幼児は、下着が見えても気にせず、うんちやおしっこといった言葉も、人前で気にせずにしゃべります。しかし、小学校に入学する頃より、人の目を意識することも増え、恥ずかしいという感情も芽生えてくるため、緊張するようになります。

一方、「あがり症」の発症は、10代での発症が多く、入学試験や就職試験に大きな影響を与えます。あがり症などの社会不安障害(SAD)を治さないでいると、今後の生活や予後にも、次のように支障が出てきます。

  • 大卒率は、10%低くなる
  • 就職後の賃金収入は、15%低くなる
  • 恋愛にも支障をきたすようになる

そのため、あがり症を放っておくと、人生の可能性を大きくはばむ原因となってしまいます。日本には、あがり症のために引きこもりやニートになってしまったり、本来の力を発揮できないたくさんの有能な若者が、多くいます。実際、「ニート対策研究グループ」の報告でも、ニートの人の特徴は、あがり症や社会不安障害の人の特徴とほぼ同じです。

あがり症や社会不安障害は、適切な治療を行えば確実に治りますが、アメリカの研究によれば、あがり症や社会不安障害の方のうちの64%は、病院に受診もしていません。もし、あなたが「あがり症」で、緊張や恐怖を覚え、その状況を回避してしまっているため人生にマイナス点を多く残していたとしても、きちんと治療を受ければ、今まで失ってきたものも取り戻せます。また、あなたの魅力や能力が正しく発揮されていないというのは、社会的にも大きな損失になっていることは間違いありません。そのため、ただの「緊張」ではなく「あがり症」であるなら、病院の受診も検討してみましょう。

なお、自分が「あがり症」であるかどうか、いまいち、わからない方は、まずは、緊張克服のための自己トレーニングを試してみるのもいいかもしれません。もし「あがり症」でないなら、自分の緊張やあがりやすい部分を克服でき、チャレンジして成功を積み重ねることで、自信を深めていくことができます。自己トレーニングの方法にもいろいろありますが、『あがり症改善プログラム』は、最低5~60分で変化が見られるため、自己トレーニング法の中でも人気のプログラムです。

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